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1年間を超える新卒育成によって、サイバーセキュリティ企業のスペシャリストを目指す大切さ~営業職編~【トレンドマイクロの人材育成】

こんにちは!セールスイネーブルメントグループの根岸です。グループマネジメントをしています。

営業職の育成組織であるセールスイネーブルメントグループの視点から、どんな想いを持ち、どのような内容で1年間を超える人材育成に取り組んでいるのかをグループマネジメントの根岸がお伝えしたいと思います!

トレンドマイクロで、新卒で入社する社員(以下新卒)と第2新卒で入社する社員(以下第2新卒)の人材育成の様子を紹介する「トレンドマイクロの人材育成」。トレンドマイクロでは、新卒・第2新卒で入社した場合、営業職で約1年、エンジニア職で約1年半の育成期間を設けており、それぞれ育成専任の部署が存在します。

新人育成_人材育成_トレンドマイクロ

セールスイネーブルメントグループの紹介

営業職の育成組織であるセールスイネーブルメントグループは、2020年7月に新設されました。

セールスイネーブルメントの定義

新卒は3カ月の人事研修を経て、セールスイネーブルメントグループへ配属となります。営業同行から始まり、営業に必要な知識をインプットしながら、実践的な業務経験を積み営業として成長していくことを期待しています。

なお、マーケティング職として配属予定の新卒についても、最初の2か月間のみセールスイネーブルメントグループに所属し、マーケティング職に必要な営業現場を知る経験を積んでいきます。

新卒_集合写真_トレンドマイクロ_人材育成

セールスイネーブルメントグループの目指す姿

新卒・第2新卒に加え、中途で入社される営業社員の早期戦力化を実現し、個と組織の発展に貢献することをセールスイネーブルメントグループのVisionに掲げています! 

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以下を内容を目指し取り組んでいます
・新入社員の早期自立
・実際の業務を通じて、売上に貢献する取り組みなどの事業推進

人材育成と事業推進の両立はチャレンジングではあるものの、新たな価値を生み出していくことにやりがいを強く感じています。

当グループの育成期間が終了し各部署に配属となるまでには、事前に設定しているソフトスキル・ハードスキル・カルチャーフィットなど一定の基準を超えた人材になることを目指しています。

当社の営業職は、直接お客様にご提案する営業や、パートナー様と協業する営業など、多岐に渡る役割が存在します。

先ず、セールスイネーブルメントグループでの1年間を通して、営業としての土台を築き、営業の各部署に配属後は、そこで求められる専門性を磨いていきます。

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これらがサイバーセキュリティを提供するメーカーの営業として早期に立ち上がるために必要なことと考えており、1年間を超える育成期間を設けている理由です。

育成プログラムの全体像


育成プログラムでは、「営業活動を自立して回す」という1年後のゴール
を定め、プログラムを組んでいます。

人の成長を促進するためには実践経験、特に現有能力を超えるようなストレッチな経験が必要という考えから、なるべく早く現場で営業活動を行い、ストレッチな経験が積めるように設計しています。

先ずは9月までコンシューマ営業部隊で営業同行・企画提案などの経験を積みながら、法人営業の同行を重点的に行います。

そして、9月から翌4月までの期間は、法人営業としてインサイドセールス、フィールドセールスの業務に従事します。ここでは、案件担当者として責任を持って営業活動をし、案件の創出から受注までを一気通貫で行います。

十分な案件対応をする機会もありますので、1年目から多くの経験を積むことが可能です。また、実践と同時並行で、営業として身に着けるべき事柄も研修で学ぶことで、体系的な理解を深めています。

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また、人的ネットワークの形成にも重点を置いています。当社のコアバリューの1つに「コラボレーション」があり、他者と協働することを大事にしています。そのため、先輩社員への営業同行、部署をまたいだランチ会の実施、社内ニュースレターの発信などの機会を多数設けています。

当社では、現在出社とテレワークをハイブリッドに実施していますが、対面のコミュニケーションが減少している状況下でも新卒メンバーが積極的に先輩社員とコミュニケーションを取ることで、良好な関係性を築けていると手応えを感じています。

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↑セールスイネーブルメントグループの社内向けニュースレター「月刊セールスイネーブルメントグループ」のロゴ

配属先での育成支援

セールスイネーブルメントグループに所属してから1年間を経て各部署に配属という流れになりますが、最後の3か月間は仮配属期間として、配属予定の部署にて業務を開始します。

仮配属は、配属先の組織へソフトランディングするための期間として位置付けており、受け入れ先と新卒メンバーの双方の支援を行っています。

新たな職場に馴染むためには、円滑なコミュニケーションができる関係性の構築が大切だと思ったからです。

以下の内容を支援として実施しています。
・育成計画書の策定
・指導係となるトレーナー向け研修
・トレーナー同士の情報共有の場
・関係者との定期的な面談
・新卒メンバー同士の報告会


全員 (1)

↑2020年4月入社新卒メンバーの仮配属中間報告会の様子です。学びをお互いに深めました。

同期入社で切磋琢磨できる関係性

新卒入社メンバーは、営業職としての知識や経験がゼロベースの同じスタートラインに立っています。同じ業務に従事しますが、それぞれが担当するお客さまとのコミュニケーションから得られる知識や経験の学びは異なるため、ナレッジシェアを重視しています。

社内のコミュニケーションツールを活用し、毎日朝・昼・夕にクイックなミーティングを設け、そうした場でのシェアや、双方向のフィードバックから学びを深めています。この取り組みを始めたことによって大きく成長が加速したと体感しています。同時に、意見が活発に交わされ切磋琢磨する関係性が構築されていきました。

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2020年4月入社新卒メンバーの意見交換の様子。すごく楽しそうです笑

あとがき

育成プログラムは共通ですが、それぞれの進捗や個性に合わせた、個別指導が必要不可欠であることを痛感しています。時間的な捻出は大変であるものの、メンバーと毎週1on1を実施し、継続的に成長を間近で見られることに育成のやりがいを感じています!

2021年7月より2期生を受け入れが始まりました。1期生と2期生の交流も、徐々に増え始めているようで、縦の繋がりによる学びも期待できそうです。今後の成長が本当に楽しみです!


それではみなさん、素敵なデジタルライフをお過ごしください~!