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IT未経験者向けエンジニアスペシャリスト育成の取り組み~育成プログラム編~【トレンドマイクロのエンジニア育成】

こんにちは!ネクストジェネレーションSEグループの井高です。

今回はチームマネジメントしている大友さん、平岩さんとエンジニア育成の取り組みを皆さんに伝えていきたいと思います。

トレンドマイクロで、新卒で入社する社員(以下新卒)と第2新卒で入社する社員(以下第2新卒)の人材育成の様子を紹介する「トレンドマイクロの人材育成」。トレンドマイクロでは、新卒・第2新卒で入社した場合、営業職で約1年、エンジニア職で約1年の育成期間を設けており、それぞれ育成専任の部署が存在します。

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▼ネクストジェネレーションSEグループの紹介

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エンジニア職のエンジニア組織でもあるネクストジェネレーションSEグループは、2019年にグループとして新設されました。

現在、マネジャーである大友さん、平岩さんにどんなグループなのかを聞いてみましょう

井高:

大友さん、平岩さん!ネクストジェネレーションSEグループ(以下NGSE)は具体的どういった役割を持つグループなのかを教えてください。

大友:

2つの大きな役割があって、1つは採用です。

IT未経験の社会人経験のある方を対象に採用活動を行っています。所謂ポテンシャル採用というものです。その他、新卒採用にも協力しており、インターンシップの企画やサポートを行っています。このように採用したエンジニア志望の方をNGSEで受け入れ、育成に進みます。

平岩:

育成では主に未経験で入社するメンバーを1年間で当社製品のセキュリティエンジニアとして独り立ちできるよう育成しています。

ITや製品知識や、例えばお客さまへ提案を行うためのソフトスキルの研修だけでなく、研修終了後に現場チームにスムーズに配属できるよう社内メンバーとの交流イベント等も企画/参加等も実施しています。

井高:

IT業界以外でエンジニア未経験の若手育成を目的としたグループなんですね。しかも新卒も併せて採用・育成を行う専門のチームですね。

このグループはどういった姿を目指しているのでしょうか?

▼ネクストジェネレーションSEグループの目指す姿

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大友:

NGSEは各自の成長こそが最大のチームの目的であると考えており、個人の成長を促せるチームを目指しています。

成長を促せるようにトレーナーやマネージャは各研修での躓きを日々の研修時の様子や1on1を通して、各個人の状況を把握し、フィードバックしていきます。

NGSE在籍期間に最大限成長いただき、配属後の各チームでセキュリティエンジニアとして活躍できる状態で送り出すことをミッションとしています。

平岩:

また、個人の成長だけでなく会社組織、エンジニア組織としての活性化も大事なミッションとして持っています。

例えばエンジニア間の担当範囲の違いにより発生しがちな様々なナレッジの暗黙知化やサイロ化を防ぐため、ライトニングトークセッションを企画したり、Tech Dayという社内イベント等にも積極的に関わったりしています。

井高:

ITセキュリティエンジニア人材の育成を知識・経験・文化を醸造する為のグループなんですね。

特にIT業界未経験者を育成するためにどんなプログラムが用意されているのでしょうか?

▼IT業務未経験者のITセキュリティエンジニア育成プログラムとは

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大友:

ハードスキル、ソフトスキル、基礎スキルを身に付けてもらうための研修を用意しています。

ハードスキルを身に付けていただく研修では基礎的なIT知識のインプットし、それを発表や質疑応答、構築でアウトプットする研修を用意しています。セキュリティエンジニアになるためにはITのことを幅広く理解しておく必要がありますので、1か月半程度の時間をかけて実施しています。

次に、当社製品を使った研修に移り、製品環境の構築や社内テストを受けていただきます。

その後、ソフトスキル/基礎スキル研修に進み、模擬お問い合わせ対応や提案や謝罪のロールプレイ、各チームのミーティングに参加しての議事録研修を3か月ほど行います。

平岩:

初期の研修が完了しましたら、OJTとして実際のお客様のサポートを行う業務に携わります。

ここではEPP製品のApex OneとDeep Security / Cloud Oneの製品のプロフェッショナルとして様々なタイプのお客様の問題やお困り事に対して的確な回答をすること、迅速な対応を行う事を学んでいきます。

また研修も終盤になってくるとインターンシップ等の採用イベントにも関わってもらい、より近しいメンバーとしてNGSEのやりがいや楽しさを伝えチームの輪を広げていく役割も担います。

井高:

研修期間と業務経験の両方を1年間という期間で習得させるプログラムということを理解しました。メンバーは本配属時に安心して業務できる状態になっているということですね。

▼同期で本プログラムをともに乗り越える関係性

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井高:

個人ワークが多いようですが、同僚や先輩とともに乗り越える体制になっているのでしょうか?

大友:

はい、そのような体制になっております。

例えば学びを1人でとどめずに共有してチームとしてナレッジを強化していくことを目的にサポート対応を開始すると、それぞれのお問い合わせから学んだ製品知識やお客様対応のコツを他のメンバーに共有する取り組みを行っています。

共有会以外の場でも同期内でフォローしあって研修を進めています。

平岩:

同期間だけでなく、同じ研修を乗り越えてきたNGSEの先輩メンバーとのコミュニケーションも大事にしています。

いわゆるメンター制度のようなものですが、NGSEではメンターより距離が近いために「ネイバー」と呼ばれている先輩社員が入社したそれぞれのメンバーに付き、研修内容の不明点や雑談、他の社員との顔つなぎなどもやってくれています。

また、チーム内でも「NGSEの庭」と呼んでいる常時空いているテレカンルームを用意しており、テレワークであってもオフィスにいる時と同じように誰かと話したり相談をしたりする環境を作っています。

井高:

なるほど、本プログラムを乗り越える為に同期や先輩との関係づくりも重要なポイントになっているという事ですね。同期においてはいい意味で切磋琢磨して成長できる環境があることがわかりました。

興味を持っていただいた方にはぜひ挑戦してもらいたいですね。弊社では定期的にIT未経験者の採用を行っています。

あとがき

今回は、IT未経験者向けのITセキュリティエンジニア向けの育成プログラムと育成組織の紹介を行いました。次回は、本プログラムで入社した方々の熱いメッセージをお伝えします。

お楽しみに~。

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