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若手スポーツ支援活動「TEAM TOHOKU PROJECT supported by Trend Micro」in気仙沼

皆さんこんにちは!アスリートトレンダーの狩野央梨沙です。
若手スポーツ支援活動「TEAM TOHOKU PROJECT supported by Trend Micro」が気仙沼で開催されましたので、活動の様子をお届けします。

📺取材の様子
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/1644826?display=1
▶︎「アスリートトレンダー」と「TEAM TOHOKU PROJECT」についてはこちらをご覧ください。
https://note.trendmicro.co.jp/n/na5765088c0c9?gs=955b82384585


1.気仙沼で開催した理由とは?

トレンドマイクロの社会貢献活動(C S R)と気仙沼には、深い関係があります。
2011年3月11日の東日本大震災から、今も現地に足を運び「スマイルプロジェクト」という復興支援活動を行っているのです。
https://go.trendmicro.com/jp/business/about/smile/

気仙沼は、これまでフェンシング競技でオリンピック選手を輩出してきたフェンシングが盛んな街でもあります。2024年9月に、新たに旧気仙沼西高等学校の体育館がフェンシング専用施設となったこともあり、気仙沼で開催することが決定しました。

(旧気仙沼西高等学校体育館)

私自身も、宮城県出身で東日本大震災を経験しました。
震災を経験してから10年以上たった今も、あの頃の衝撃を忘れられません。
継続した復興支援はもちろんのこと、風化させないこと、これからの子供たちに伝えていくことが大切であると感じています。
大人になった今、私に何ができるのか、と考えるようになり、スポーツを通して笑顔になる子供たちを増やしたいと思いました。そのため今回、このような機会で、地元宮城県に微力ながらも貢献することができ、とても嬉しかったです。
ご協力いただいた気仙沼の皆さんにとても感謝しています。

2.フェンシングが大好きな子供達との交流

(気仙沼ジュニアフェンシングクラブの子供達)

「チーム東北」からはメンバー8名が参加、「気仙沼ジュニアフェンシングクラブ・気仙沼高校フェンシング部」の小中学生、総勢約30名と一緒にフェンシング合宿を行いました。
学年でプログラムを分けるなどの工夫を行い、全員がフェンシングを楽しめる空間を作りました。
小学生は、私のもとに駆け寄り、「どうやったら強くなれますか?」「試合お願いします!」などたくさん声をかけてくれました。
小学生から高校生まで幅広いカテゴリーでの開催となりましたが、年齢関係なく全員がフェンシングを楽しめる時間が、とても素敵だなと感じました。
スポーツを通して、交流が生まれ、助け合い、繋がっていくことをこれからも大切にしていきたいです。
それこそが、チーム名の通り「チーム東北」の姿であると思っています。
今回の参加者全員にとって全ての時間が学びになってくれていると嬉しいです。

(元気いっぱいフットワークをする小中学生)

3.チーム東北メンバーの成長

(2日目に開催した個人戦で優勝した清原選手:左)

今年度3回目の開催となった「TEAM TOHOKU PROJECT supported by Trend Micro」
チーム東北メンバーは、回を重ねるごとに自主性が増し、フェンシングに対する考え方が変化してきました。これまで、世界で戦う選手を輩出するために、「競技力と人間力の向上」を目指して様々なプログラムを取り入れてきました。

―ディスカッションを通して学ぶ−

(話し合いを行う様子。左から、スタッフの川村、和田選手、清原選手)

今回の合宿では、ディスカッションをする機会を多く設けました。
チーム東北メンバーがお互いのことをよくわかるようになり、親交が深まった3回目は、お互いの分析や、相手にアドバイスをしました。
普段ライバルであるからこそ、強みや弱点をよく知っている相手とディスカッションをできる機会は滅多にありません。
本音で意見を述べ合い、刺激を互いに与え合ってもらいました。
座学の時間を設けることにより、試合の組み立て方や、メンタルの保ち方など、実践練習だけでは補えない部分を学び、考えることができます。
選手たちは、座学で発見したことを、実践練習で応用するためにチャレンジしていきます。

―継続することの意味―

3日間キャンプを終えて、私は「継続することの意味」を実感することができました。
今年から大きく変化したプログラムは、前例がないため、第2回までは全員が大きな不安を抱えていました。
しかし、第3回気仙沼キャンプを終えて、チーム東北メンバーの顔つきの違いやキャンプへの取り組み方が変わった姿を見ることができ、このキャンプの「継続の意味」を感じました。
単発の合宿で学べないことを、時間をかけて取り組み、成長できるのが、「TEAM TOHOKU PROJECT」の強みであると、今は自信を持ってお伝えできます。
次回が、今年度このメンバーでの最終回となりますが、来年度以降はさらにパワーアップしたチーム東北をお届けしたいと思っています。

4.初貝選手へインタビュー

今回の気仙沼キャンプ、そして、これまでのチーム東北の活動を振り返っていただきました!

(初貝柊哉選手)

【紹介】
初貝柊哉(はつがいしゅうや)
宮城県・気仙沼高校3年
2024年インターハイ団体優勝

―3日間の気仙沼キャンプはどうでしたか?
気仙沼キャンプの3日間は、地元開催ということもあり少し緊張していました。自分自身は、最初は思うように動けませんでしたが、レッスン(コーチと対面で行う技術練習)で感覚を取り戻していきました。
講義では、自分の課題を明確にし、それをうまく消化し、改善することの難しさを感じました。
 
―どのプログラムが印象的でしたか?
地元の子供達に指導するプログラムです。
このような機会はこれまでになかったので、教える立場として貴重な経験ができたと思います。
今回のキャンプは気仙沼で開催されたからこそ、自分自身の成長だけではなく、地元のスポーツに対して貢献することができた点が、気仙沼開催の良さだと感じました。

―TEAM TOHOKU PROJECTを通して学んだことは?
チーム東北で学んだことは、人前で話すことの大切さです。
レッスンやディスカッションの時に、自分の考えを話し、他の人とコミュニケーションをとることで、視野が広がると実感しました。
技術面ではパワーがあるからこそ繊細にプレーする重要性を学びました。
競技中に、全てを全力でプレーするのではなく、大胆さと繊細さのバランスを意識することが大切であることを学び、それを習得するために地元で練習に取り組んでいます。
このプロジェクトは年間数回の開催があることで、学んだことを実践しながら、成長できるのが大きな魅力だと感じました。
次回のキャンプでもさらに成長したいです。

(練習について振り返る初貝選手(左)・狩野(右))

―最終回への意気込みをお願いします!
2月の次回のキャンプが2024年度最終回となるので、これまで学んだことを最大限発揮し、自分の成長を実感できるような2日間にしたいです。
そして、このような貴重な機会を提供してくださっているトレンドマイクロさんの支えに感謝しながら、最後まで全力で取り組みたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回、ご協力いただいた気仙沼の皆様へ改めて感謝申し上げます。
これからもチーム東北は、子供たちが学び、成長できる場を提供できるように、様々なことに挑戦していきます。
この投稿をきっかけに、若手スポーツ支援に興味を持ってくださる方が一人でも増えてくれると嬉しいです。

次回のTEAM TOHOKU PROJECTの投稿もお楽しみに!

それではみなさん、今日も素敵なデジタルライフをお過ごしください。