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IT未経験者向けエンジニアスペシャリスト育成の取り組み~育成プログラム編~【正社員登用試験に向けての研修期間の想い】

こんにちは!ネクストジェネレーションSEグループの井高です。

第3回目の今回は実際に社員登用試験までの研修期間をどのような想いで過ごしてきたのかを挑戦したメンバーの方々が語ります。

”トレンドマイクロで、新卒で入社する社員(以下新卒)と第2新卒で入社する社員(以下第2新卒)の人材育成の様子を紹介する「トレンドマイクロの人材育成」。トレンドマイクロでは、新卒・第2新卒で入社した場合、営業職で約1年、エンジニア職で約1年の育成期間を設けており、それぞれ育成専任の部署が存在します。”

▼研修内容の紹介

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井高:
今回は研修に関して、7期生の皆さんに聞いてみましょう。
みなさん、本プログラムの研修はどういった内容でだったでしょうか?

伊藤:
正社員登用試験までの研修は、約4か月半ですが全体の流れとしては、座学によるIT基礎のインプット(1か月) → 実機を用いた構築によるアウトプット(2か月) → 業務に近いメール応対や顧客応対の練習(1か月半) → 登用試験といった流れでした。

益満:
皆さんが一番キツかった研修ってどれでしたか?

新谷:
座学です。家で1か月間ひたすら本読んだり学習サイト眺めたりっていうのが精神的にしんどかったです。この内容っていつ活かされるんだろうとかよく思ってました。
ただ、インプットの時期ではありますが、本を読んで知識を頭に入れるだけでなく、2日に1回トレーナーと同期に向けてインプットした内容を発表する機会があったので、理解度や定着度も上がりやすかったと思います。

伊藤:
座学は確かに分量も多いし範囲も広くて、自分の中で消化しきれずに進むことも多かったですね。
私は構築の研修が大変でしたね。
「こういう要件を満たすものを作ってください」ってお題だけ出されて、後は自力でググってやれ!って感じで大変でした。
でも実際に実機を触っていると、1か月目でインプットしたことの理解度も上がるし、手を動かすことの学習効果の高さは感じました。

新谷:
自分はRFPとか構築大好きでしたね。
できなさそうって思っても、根気強く調べてたらなんだかんだ最終的にはゴールにたどり着けて、そういう時の達成感とアドレナリンが大好きでした。

益満:
座学とか構築、それとメール応対の研修なんかを受けて最終的に正社員登用試験受けるときには、IT未経験者で入社した時よりは成長できてるなって感じるのは間違いないと思いますね。
どの研修にも通じることだと思うけど、初めは全く分からないことでも、文章ベースで調べるだけじゃなくてyoutubeを使うとか英語で検索してみるとか、学習の仕方を工夫してみることも重要かなと思います。

調べる力、自学する力はエンジニアとして最も重要な能力の一つだと思います。

井高:
人によってそれぞれ感じる部分に違いがあったのですね。しかしすべてに共通しているのは調べて、自分の知識として定着させて達成したときの喜びがあるのがヒシヒシと伝わってきます。

▼リモート研修での感想・苦労話

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井高:
みなさんはちょうど働き方の変化をまさに感じた時期と思います。実際に大半がリモートで研修を過ごしてきましたよね。どんな状況だったのかを聞いてみましょう。

伊藤:
前職とは違って新鮮でした。週に一度任意の出社日があるのですが、出社すると気分転換になりましたね。

益満:
リモートでの研修自体は問題なかったです。研修成果の発表などもリモートで共有して発表できるようになっていました。でも私はリモートにあまり慣れていなかったので、「気軽にチャットで相談してください」と言ってもらっても最初は遠慮してしまってなかなか出来なかったですね。

新谷:
やっぱり直接会った方が相談はしやすいですよね。なので出社した時にコミュニケーションを取るようにしていました。
在宅のデメリットは運動不足になることですね。1日100歩以下のこともざらにありました。

伊藤:
人間関係の面で距離を縮めるのはオフラインがいいですよね。
私も在宅で体が痛くなってしまったので、椅子などの環境を整えることやストレッチの大切さを実感しました。
通勤時間を自分の好きなことや自己啓発に使えるので、そこはメリットが大きいですね。

井高:
なるほど、リモートでのメリット、デメリットが良くわかりました。任意で週1回の出社日があるのはいいですね。気分転換になるのはうなずけます。人とのつながりに関しては、マネージャーが工夫していたけどやはりつながりにくいですよね。
最大のデメリットは通勤がない分、運動不足になるという事ですね。(笑)

▼研修全体の苦労話

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井高:
最終的に正社員登用試験を行いました。みなさんが研修全体を通して苦労したことや工夫したことを教えてください。

新谷:
私はどの研修も基本的にひたすらGoogleで検索しました。工夫したこととしては、英語のワードで検索することです。英語のドキュメントはとても勉強になるのでおすすめです。

益満:
調べる際は、条件を変えてみたり、言葉を言い換えてみたりして、いろいろ工夫しました。
ネット上の情報は誤っていることもあるので、その誤りに気が付くまで苦労することもありました。

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新谷:
極力新しい情報でないと使えないことが多かったです。私の感覚では1~2年以内がベストでした。

伊藤:
私もたくさん調べましたが、その際、「自分でこの上なく調べ切った、もう今の自分の力だけでは判断できない!」となった場合は、人に相談することも重要ということも学びました。

新谷:
研修の中でもPowerPoint等を使って学んだことを共有する場がたくさんありましたが、身に着けた技術的な知識を分かりやすく相手に伝えるのは想像以上に難しくて、苦労しました。

技術的な内容は、「親に言っても理解してもらえる」くらいかみ砕いて説明することを心がけていました。

伊藤:
研修を通して学んだ知識を自分のものにするために、人に自分の言葉で説明するなどのアウトプットがとても重要だと実感することがとても多かったですが、私はアウトプットが苦手なのでなかなか上手く思い通りにいかないこともあり、苦労しました。そういった自分の課題を明確化しておくことを意識して、研修には臨むようにしました。

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益満:
私が工夫したこととしては、研修には期限があるので、どうやったらその期日に間に合うかスケジュール管理を自分なりに行うことです。期限内に自分のできる範囲内で結果を出すには、時間の使い方が重要だと学びました。

伊藤:
現在もまだまだ研修中ではありますが、正社員登用試験前と後では気持ちの面で全然違います。登用試験前の研修中はとにかく登用試験が気がかりで仕方なかったです。

益満:
登用試験前は私もとても不安でしたが、マネージャーをはじめNGSEの先輩方が応援してくださいましたし、研修が円滑に進むようフォローしてくださった印象です。

井高:
私の想像以上にみなさんは苦労していたことが伝わってきますね。まず、課題書だけではなく自分の言葉で理解するためにインターネットで色々と検索かつ検索ワードにも色々工夫したのですね。
共通しているのは、インプットしたものをアウトプットすることに苦労したことですかね?やはり座学で得る知識を自分の言葉で他人に伝える難しさは、きちんと理解出来ているのかと直接に関係します。

▼あとがき

井高:
今回は本プログラムの7期生と対話しました。研修がみなさんにとっては、苦労=学びにつながっていると感じる内容でした。ただ言えるのは、自律的にそれぞれが工夫して乗り越えているという事です。
本プログラムが参加者にとって成功への入り口になる事を祈っています。
次回は、OJT(業務体験)に関してみなさまにお伝えします。

お楽しみにしてください。

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