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フォーミュラEの国内初レースで電気自動車の未来を体感!

こんにちは!ビジネス推進企画グループの加藤です!

今回は日本で初開催となったABB FIAフォーミュラE世界選手権 2024 Tokyo E-Prixを観戦してきましたので、その時の様子をレポートしようと思います。

実はトレンドマイクロは、NEOMマクラーレンフォーミュラEチーム(以下マクラーレン)とパートナーシップを締結しているのです!

…といってもピンと来る方はなかなかいらっしゃらないと思いますので、「フォーミュラEとは?」といったところから「なぜトレンドマイクロがマクラーレンとパートナーシップを?という素朴な疑問、そしてレースを観て分かったフォーミュラEの魅力まで余すことなくご紹介したいと思います! 


1.フォーミュラEとは?

フォーミュラEとは持続可能な未来のために設計された電気自動車(EV)レースシリーズです。モータースポーツの最高峰といったらフォーミュラ1(以下F1)が有名ですが、フォーミュラEのマシンはエンジンではなく電動モーターとバッテリーが搭載されています。
電気自動車なので当然排気ガスはゼロ、環境にやさしいモーターレースです。またマシンの音が非常に静かなので騒音問題も軽減されます。
そのため、フォーミュラEでは環境意識の高い都市部の市街地コースで行われることが多く、今回は東京ビッグサイトと隣接した公道を組み合わせた市街地コースで大会が行われました。

2.なぜトレンドマイクロがマクラーレンとパートナーシップを?

モータースポーツとセキュリティ、どのような関連性があるのか不思議に思う方もいらっしゃるかと思います。 実は最先端のテクノロジーが集約されたフォーミュラEのレースサーキットでは、そのレース環境の特性がサイバーセキュリティの課題を増やしています。
フォーミュラEに参戦するチームは世界各国でレースを行っていますが、各チームの本社から遠く離れたレースサーキットではIoTデバイス、通信技術、制御装置など最先端のテクノロジーが集約された環境です。
リモート環境が多いため、これらを攻撃の起点としたサイバー脅威が増大しており、デバイスから集約・保存されるデータや自動車の運転、制御に関わるシステムのセキュリティ対策は必須のものとなっているのです。

マクラーレンも例外ではなく、イギリスの本社から時として何千キロも離れたサーキットで高度な運用をセットアップし、リモートで機能しているため、このような環境下においてトレンドマイクロはチームのセキュリティを守ることはもちろんのこと、最先端のテクノロジーが生み出すイノベーションの創出に貢献するためにパートナーシップを締結したのです!

フォーミュラEやF1で開発された最先端のテクノロジーがゆくゆくは市販車の開発に反映されるとニュースで聞いたことがあります。こういった技術の発展にセキュリティという形から貢献することは、顧客やレースのためだけでなく、社会全体の自動車技術の未来に貢献することにも繋がっています。

3.レースの様子

さてさて、堅い話はここまでにして次はレースの魅力をお伝えしましょう!日本初開催となったTokyo E-Prixは桜も一気に開花するような暖かさの中で行われました。
我らがマクラーレンは予選13位と22位という、前大会で優勝した勢いはどこに…という形となりましたが、決勝レースでは無事にスタートを切り私たちが応援するそばを猛スピードで走り抜けて行きました。
何よりも驚いたのがマシンの音。
キュイーンという小さな音で全22台が走る様子は独特で、迫力がありつつも不思議な感じがしました。
マクラーレンの2台には後方からの追い上げを期待していましたが、このコース、オーバーテイク(追い越し)する場所がほとんどないんですね…その代わりアクティベーションゾーンと呼ばれるエリアを通過すると出力が増えて加速できたり、バッテリーの残量を計算しながら走ったりするところは、フォーミュラEならではの追い越すために必要な戦略であることが分かりました。モニターに映し出されるオンボード(車載カメラ)映像やチームとの無線のやり取りも臨場感があって非常に楽しかったです!
マクラーレンは途中クラッシュもあり14位と19位という結果に終わってしまいましたが、パーツが壊れながらも最後まで完走することができて、観客席からは大きな拍手が沸き起っていました。

4.レースを終えて

レース時間は約1時間とあっという間でしたが、最新のテクノロジーやレース本来の楽しさを体感することができ、非常に貴重な体験をすることができました。
実は私、大のF1好きなのですが、F1とは異なり全てのチームが同じシャーシ(マシン本体)とバッテリーを使っているのは驚きでした。
さらに先述したアクティベーションゾーンの使用やバッテリーの使い方によってレース展開が大きく変わることも電気自動車ならではの魅力ですね!
トレンドマイクロとマクラーレンは、最先端のサイバーセキュリティと電気自動車のテクノロジーを通じ、引き続き持続可能性と技術革新の取り組みを進めてまいります。

今後どのような進化を遂げるのか楽しみですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは素敵なデジタルライフをお過ごしください!


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