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【内定者が取材!サポートエンジニアを知る#3】充実したエンジニア研修制度に迫る~バックグラウンドによる活躍の差はない??~

こんにちはトレンドマイクロ24卒内定者の髙梨です!

トレンドマイクロのサポートエンジニアを知るnote第3弾。

今回はエンジニアの新卒研修について、育成チームのグループ長の方と二人の卒業生の方にインタビューをしてきました。
学生時代の専攻によって異なる視点での気づきや、グループ長の視点から見た研修に対する思い等を語っていただきました。

今までのインタビューの様子はこちら!
□第1弾:https://note.trendmicro.co.jp/n/n970e935e7aa7
□第2弾:https://note.trendmicro.co.jp/n/n9360af799c51


■ プロフィール

※脅威系エンジニア:コンピュータウイルスの解析や問題を抱えたお客様のサポートを担当

■ 研修のコンセプトは「自ら主体的に学び、研修をやり切る」

――研修プログラムの内容を教えて頂けますか?

鈴木さん:
研修の前半ではIT基礎知識や製品の環境構築といったハードスキルから、プレゼンスキルなどのソフトスキルまでエンジニアにとって必要なスキルを学びます。

後半では、より実践的なサポート業務研修を行います。

各研修に課題が設けてあり、全てクリアしていただくことで必要なスキルが身について卒業できる構成になっています。

L1サポート対応※:Level 1対応の略。当社製品をご利用いただいているお客様からのお問い合わせ対応を行う、スタンダードサポート窓口を指す。

――研修プログラムにはどのような意図があるのでしょうか?

鈴木さん:
「自ら主体的に学び、研修をやり切る」が研修のコンセプトです。

短期間で一人前のエンジニアを育成するための最も効率的なアプローチは何か?に主眼を置いて作成されたコンセプトになり、変化の激しいIT業界で常に自分で調べ、スキルを高めていく習慣を身に着け、実際の業務同様に限られた時間の中で成果を出せる人材になっていただくことを期待しています。

――研修を受ける社員に求められるスキル・姿勢などはありますか?
鈴木さん:
我々は「素直」「謙虚/誠実」「責任感」「バランス」「復元力」の5つを重要な行動規範として設定しています。
また、事前に身に着けておいていただくスキルは特にございません

例えば文系出身の学生さんのように、あまりITスキルのバックグラウンドが無い方でも本研修をやり抜いていただければ、実際の現場配属時に活躍できる素養を身に着けていただくことが出来ます。

5つの行動規範

――研修を指導する視点で、心がけていることはありますか?

鈴木さん:
メンバーの課題がどこにあるのかを、なるべく分かりやすく事実をベースにフィードバックすることを心がけています。
また、全員に一律に同じ支援を行うのではなく、各自の成長スピードに合わせたフォローを行うようにしています。

育成チームグループ長の鈴木さん

■ 研修前の不安はなかった

――佐藤さんは、文系専攻出身ということですが、技術面や知識面において不安はありませんでしたか?

佐藤さん:
1年間、しっかりと研修があることがわかっていたので、不安は特に感じませんでした。
実際イメージ通りで、IT面でわからない部分はありましたが、やる気をもって研修に取り組めば、問題なく成長できる。必要な部分は身につくという印象を持ちました。

――逆に清水さんは入社前から情報系の知識や技術に関して学んできていたそうですが、入社後すぐ現場で働きたいという思いはありませんでしたか?

清水さん:
研修中の1年間は現場で働かないので、他社に就職した同級生と比べると実践経験が足りなくなると感じていました。
しかし、しっかりした研修期間を与えてもらえたことで、2年目からの即戦力感を強く感じました。どの部署でも、どの組織でも使える人材になれたと感じました。

研修修了生の佐藤さん

■ 研修中のバックグラウンドによって異なる気づき

――研修期間中に、文系、情報系などのバックグラウンドの違いを感じることはありましたか?

佐藤さん:
清水さんのように情報系の知識がある方と比べると元々の知識量の差を感じる場面はありました。
同じ研修を受けていても、元々の知識があると、理解しやすいため吸収が早いなと感じることがありました。

鈴木さん:
出身専攻による活躍の差はありませんよ

かつて、各現場で教育をしていた時は、吸収速度の差や、配属部署の教育方針の違いなどで、成長速度にばらつきが出てしまうことがありました。
しかし、整った研修制度がある今は、全員が1年間の研修修了時点で高いレベルに到達するようになっています。

――清水さんも、「2年目の即戦力感」とおっしゃられていましたからね。

――研修の中でつらかった経験はありますか?
清水さん:
私は明確にL1サポート対応ですね。

学生時代のエンジニアのアルバイトの経験で培われた先入観が邪魔をして、「当たり前にわかるだろう」という部分を省いてしまって、お客さまに対してお出しする情報が不足していると指摘されることが多かったです。

――その点は、逆に、未経験だからこそ生きるポイントなのかもしれないですね。

――研修期間中に一番成長したと感じる部分はどこですか?

佐藤さん:
技術的な部分が一番大きいです。もともと資格勉強などで、“知識”としては多少知っている部分はありました。
環境構築研修などで、実際に“知識”を活かして自分の手で動かしたことで、知識をより自分のものにできたと感じています。

清水さん:
組織の中で働くということを覚えたと感じます。学生時代にプログラミングの講師や,開発業務はしていたのですが、一人で行う作業だったので。

割り振られた仕事の中でも、自分が不得意なところは教えてもらう、手伝ってもらう、という働き方を覚えました。

研修修了生の清水さん

■ 本配属はキャリアステップの第一歩

――配属先については何か希望を伝えたのでしょうか?

佐藤さん:
配属のための面談ではなく、将来的なキャリアに関する面談がありました。

その中で、将来的にプリセールスのエンジニアがやりたいので、まずは、サポートエンジニアで製品知識をつけたいと伝えていました。希望通り、サポートの部署に配属されました。

清水さん:
私は、最終的にはマルウェアの解析などができるエンジニアになりたいと伝えていました。
サポートエンジニアを経由するものだと思っていたのですが、最初からマルウェアの解析をするチームに配属してもらえました。

鈴木さん:
我々は、トレンドマイクロのエンジニアとして最終的に、「製品やその周辺技術のエキスパート」「脅威に関するエキスパート」「お客様に関するエキスパート」の3つの要素を持ってもらうという目標を設定しています。

スタートの部署は二人とも違いますが、今後は3つの要素を埋めていくキャリアステップを踏んでもらいたいと、長期的に考えています。

インタビュー中の4人

■ 就活生へのメッセージ 「必要なものはやる気」

――就活生の方からはよく、「文系出身でエンジニア職としてやっていけるのか?」「情報系専攻なのに長期間の研修はもったいなくないか?」といった不安が寄せられますが、何かお伝えできることなどはありますか?

佐藤さん:
もちろん、現在知識がないのにもかかわらず相応の努力をしないでやっていけるということはないと思います。
しかし、入社してから学ぶ意欲があれば、現在の専攻にかかわらずいくらでも成長できると思います。

清水さん:
私は、主観的に”学び”だととらえれば、それは“学び”だと思っています。私の場合、ソフトスキル面で多くのことを学びました。

人それぞれ違う学びができることは、研修期間が一年ある会社に新卒として入社した特権であると感じています。

鈴木さん:
二人の言う通りです。一年間の研修期間をどう活かすのかが重要で、セルフモチベートし、課題発見と解決を繰り返す気概がなければしんどいと思います。
しかし、逆にやる気さえあればどんな方でも成長できます

―― ありがとうございました。

研修に焦点を当てた対談でしたがいかがでしたでしょうか。

トレンドマイクロの長期間・充実した研修は新卒でセキュリティエンジニアを志す私たちにとっては魅力の一つだと思います。
少しでも研修制度に対する理解が深まれば幸いです。

今回で「トレンドマクロのサポートエンジニアを知る」シリーズは最後になります。

次回からは「営業・マーケティングを知る」シリーズになりますので、是非ご期待ください!

それでは、素敵なデジタルライフを!

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