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トレンドマイクロの「アスリートトレンダー採用」を紐解く!それは...

皆さんこんにちは!アスリートトレンダーの狩野央梨沙です。

私は、トレンドマイクロ株式会社所属で、現在、フェンシング競技女子フルーレの日本代表として活動しています。
弊社では様々な社会貢献活動を行っており、その一つが「アスリートトレンダーの採用」です。

(トレンドマイクロ株式会社所属 アスリートトレンダー)

アスリートトレンダーとは、オリンピックやワールドカップで、メダル獲得を目指して活動しているアスリート社員です。
アスリートトレンダーは、社内外での広報活動が主な活動です。
講演や子供達への指導など、アスリートとしての社会貢献活動をしています。現在、私を含め4人が所属しています。デフ400mハードルの高田裕士選手、デフバトミントンの沼倉昌明選手、パラスノーボードの後田風吹選手です。

トレンドマイクロのスポーツ支援活動について詳しくは、以下のリンクよりご覧ください。
https://note.trendmicro.co.jp/n/nc2195450993b

ーTEAM TOHOHOKU PROJECT supported by Trend Micro―

(左から、狩野(アシスタントコーチ)、夏井、菅原、佐藤、初貝、清原、淡路(ヘッドコーチ)、川村(スタッフ) )

2024年8月17日・18日の2日間、若手アスリート支援の一環として、フェンシング合宿“TEAM TOHOHOKU PROJECT supported by Trend Micro”を宮城県仙台城南高等学校で開催しました。
今回、私はこのキャンプのアシスタントコーチとして携わってきたので、どのような活動をしてきたのかご紹介いたします!

1.TEAM TOHOKU PROJECT とは?

(ヘッドコーチ淡路による説明の様子)

2022年に発足した若手のフェンシング選手育成プロジェクトです。弊社の社長Eva Chenがフェンシング経験者であり、これまで様々な形でフェンシングをサポート、応援してきました。彼女のフェンシングを応援したいという強い思いから、現在は、チーム東北プロジェクトを支援しています。このプロジェクトの対象選手は、東北のフェンシング・フルーレ種目を行っている中高生12人です。
ヘッドコーチである、元ロンドンオリンピック団体銀メダリスの淡路卓さんが、各県のコーチ推薦などから、12人を選びました。このキャンプでは、継続して指導を行い、選手の成長を見守っていくことを大切にしています。2024年度は、残り3回開催する予定です。

2. 内容

TEAM TOHOKU PROJECTでは、スローガンを「東北からオリンピアンを -世界ジュニア代表の輩出-」を掲げ、競技力と人間力の向上を目的としてプログラムを作っています。※世界ジュニア代表・・・U19カテゴリーの世界選手権大会

―自分の思いを言語化させるための座学
今回は、「人前で話せる力をつけるための自己紹介」や「現状分析と目標設定」などを行いました。

(自己紹介の様子)

直近のパリオリンピックでは、テレビ等で取り上げられているたくさんのアスリートをご覧になられたかと思います。選手たちは、競技はもちろんのこと、メディア対応や人間性なども大切となってきます。このキャンプでは、今後活躍する選手たちに、そういった環境を経験、提供してあげることで、人間的な成長のサポートをしていきます。また、競技以外の問題にストレスを抱えることなく、競技にしっかり集中できる選手に成長してもらうために、コーチや外部講師から経験談を聞き、将来について考える時間を増やしています。

―「量より質」を求めたプログラム

(選手に対してアドバイスをするアシスタントコーチ狩野)

今回、ヘッドコーチの淡路卓さんが、この合宿で何度も選手に伝えていた「量より、質」という言葉があります。高校生の部活では、先生やコーチに言われたメニューをこなしがちになりますが、このキャンプに参加した選手たちには、「自分で考えること」の大切さを伝え、一つ一つのプログラムに意味を持たせて、実践しました。午後の講義では、「ウォーミングアップの大切さ」や「ディスカッションを取り入れた団体戦」などを行いました。

(普段、敵同士である選手たちがお互いにアドバイスしている場面がとても印象的)

フェンシング競技は「駆け引き」が重要となる競技で、相手との心理戦や作戦など、非常に頭を使います。
そのため、今回このキャンプでは、選手自身で常に考えさせるメニューを多く組み込みました。合宿後半には、自然とフェンシングをおこないながら、PDCAサイクルができるように、参加者全員が成長していました。

3.選手にインタビュー

今回、このキャンプでMVPを獲得した「清原崇史」選手にインタビューをしました!

(清原 崇史選手)

【紹介】
清原崇史(きよはらたかふみ)
宮城県・気仙沼高校3年
2024年 インターハイ個人、団体優勝

―今回のキャンプに参加してみての感想をお願いします。
自分が思う以上に学びがあるキャンプでした。はじめは、スポンサーの方々がいるという初めての状況にやや緊張していました。しかし、練習を重ねるにつれ、身につくことも増えていき、この状況、環境にいることが光栄に思えて、次第に楽しくなりました。また、選手同士、コーチ間でのコミュニケーションを積極的にとったことで、自分自身の視野が広くなったように感じます。

―どんなことを学ぶことができましたか?
初日に行われた講義の中で、高い目標を立てることが大切だということに気づけた事が、1番の学びだと思っています。高い目標を立てることに身が引ける感情を抱いていましたが、立てることは悪くはなく、まして自分が目指してみてもいいんだと勇気づけられました。

―今後のキャンプで楽しみなことはなんですか?
自分自身の成長です。今回のキャンプだけでも身についた事が多くあり、早速所属先で実践しています。またチーム東北メンバーは、今回の参加者以外にたくさんいるので、交流して、互いに意見し合ってフェンシングに対する考えの一致、違いを楽しみたいです。

―将来どんな風になりたいですか?
オリンピックで金メダルを獲得したいです。そのためにジュニアのカテゴリーにおいて代表入りを果たし、世界ジュニア選手権で優勝したいです。チーム東北としての目標は、自分が看板選手となり、キャンプ、プロジェクトに貢献していきたいです。

4. 最後に

最後までご覧いただきありがとうございました!

このプロジェクトからオリンピアンが輩出されることをぜひ楽しみに、若手のアスリートを見守っていってほしいと思います。私(狩野)も、コーチとして携わりましたが、このプロジェクトで選手たちからとても良い刺激をもらいました。まだまだ負けられないという気持ちと、オリンピックに出てこの場にメダルを持って帰りたいという気持ちが芽生えてきました。

今後もこのプロジェクトは続いていきますので、応援よろしくおねがいします!!

また、今回のプロジェクトには、宮城県のメディアに取り上げられました。ぜひご覧ください。
【河北新報ONLINE】https://kahoku.news/articles/20240824khn000066.html
【TBS NEWS DIG】https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tbc/1364259?display=1

それではみなさん、今日も素敵なデジタルライフをお過ごしください。